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光と踊る水彩画

Paint Watercolors That Dance With Light
Paint Watercolors That Dance With Light

Elizabeth Kincaid (2004/10/05)
North Light Books
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光と踊る水彩画/Paint Watercolors That Dance With Light
水彩画家: Elizabeth Kincaid
メイン画材:透明水彩絵具

シアトル生まれのElizabeth Kincaidは花や、鳥、動物や風景などを水彩で好んで描く。薄いグレーズを繰り返し、リアリスティックなスタイルは輝く水彩画として人気が高い。 ワシントン大学でグラフィックデザインを専攻、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍した後に水彩画の教室を開く。 数々の賞を受賞、マガジンにも登場している。

*水彩画で「光」をいかに効果的に使うかの本。透明水彩画で「光」と言えば、「白い絵具」で後から付け足す白さ(光)ではなく、紙の本来の白さ(光)を残すように細心の注意を払う塗り方です。

この本は9章で構成されています。

1.アーティストの目でみる:ポジティブとネガティブスペース、上から見るか、横から見るか、他
2.水彩の手順:スタジオ写真、撮影、スケッチ、線画、構図、トランスファー、筆使い、他
3.効果的な踊る構図:バリュー、フォーカスポイント、色の割合、色/バリューで光を表現、他
4.マスキング:白を守る:マスキングの特徴、マスキングフィルムを大きな場所で使う、他
5.水彩の特徴:水と絵具の割合、スムースウォッシュ、他
6、色を奏でる:カラーウィール、温度、彩度、特徴、他
7.光と影はパートナー:透明度、イリュージョン、影の種類、シェイプ、他
8.水彩ダンス: 14ステップ バイ ステップ デモ(アンスリウム)
9.自己評価:手を入れる、シャープにする、濃くする、直す、他

大きな写真で見ると、彼女の水彩画は、とりたてて細かく描いている訳ではない。光と影の分け方がうまいのだ。アップの仕上がった絵を見る限り「私にも出来るに違いない」と思ってしまう。下絵の時に、いかに構図や影を使うかに気を配ることによって、これほどまでに違うのかと思う。アップで見る限り、びっくりするような要素はない。でも…一歩後ろに下がってみるとすばらしい絵。光が眩しい絵です。プロですね。



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2006-11-23(Thu) 16:02|  画材を使いこなす| トラックバック 0| コメント 3

色鉛筆の肖像画

Colored Pencil Portraits: Step-By-Step
Colored Pencil Portraits: Step-By-Step

Ann Kullberg (2005/01/29)
North Light Books
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色鉛筆の肖像画/Colored Pencil Portraits: Step-By-Step
色鉛筆画家: Ann Kullberg
メイン画材:色鉛筆

Ann Kullbergはこの本を出版した後にファンの要望に答え、オンラインマガジンを開始、ビデオ発売やワークショップなどを始めて、今年で7年目となる。

参考の絵として、以前に作成された自身の絵を掲載して、自身で批評しているところなどがとても勉強になる。成功しているアーティストは昔の作品なんか見せてダメ出しなんぞしないものなのに、先生として立派です。

一般的に色鉛筆は細かく、くるくるくると描くことによって濃さを調整するのに、彼女は「縦線法」で濃さを調節する面白いやり方。

この本は8章で構成されています。

1.始めてみよう:画材、塗り方、消し方、他
2.構図:写真、クロップ、構図、スペース、他
3.ライトを見る:以前の作品、光の白/白いものの白、他
4.肌の色:白人、東洋人、黒人、ステップ バイ ステップ デモ、他
5.顔:口、耳、鼻、目、まつげ、ステップ バイ ステップ デモ、他
6、髪:光と影の部分、ステップ バイ ステップ デモ、他
7.布:コットン、ジーンズ、ニット、ステップ バイ ステップ デモ、他
8.完成させる:ステップ バイ ステップ デモ(少女、兄弟)

ドライな画材のせいかもしれないが、デモがわかりやすい。 とにかく彼女の以前の作品が初心者には参考になる。どこが悪いのかが、最近の作品と比べると一目瞭然だからだ。しかもそれは, この本用に書き下ろした作品ではなく、そのときに真剣に描いていたものだから説得力がある。 彼女の描く子供の顔は少し怖くて私好みではないが、色鉛筆のテキストブックとしては親切で良い本です。


2006-11-04(Sat) 10:46|  画材を使いこなす| トラックバック 0| コメント 7

水彩で鮮やかに塗る

Painting Glowing Colors in Watercolor
Painting Glowing Colors in Watercolor

Penny Soto (2003/04)
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水彩で鮮やかに塗る/Painting Glowing Colors in Watercolor
イラストレーター:Penny Soto
メイン画材:透明水彩絵具

透明水彩画家であり、先生でもあるPenny Sotoはサンフランシスコ アカデミー オブ アート イラストレーション科出身でカリフォルニア在住。 250以上もの賞を取るほどの実力者で、 ソサエティ オブ イラストレーターズ オブ ロスアンゼルスやインターナショナル アーティスト ソサエティのメンバーです。 プライベート/パブリック コレクション、米軍エアフォース、大手企業(ペプシ コーラ、ピュリナ、カイザー…etc)からの依頼、雑誌の特集/コラムや壁画、ニューオリンズの「マルディ・グラ」のポスターも手がけている上、 たくさんの絵具を使いこなすためのパレットも自分で開発し世界中に売り出しています。上の写真は実物よりも40%ほどくすんでいて残念。

この本は7章で構成されています。

1.画材
2.明度、スケッチ
3.色の種類(彩度、温度、透明度、etc)
4.色を使いこなす(ウォッシュ、etc)
5.下絵と重ね塗り(ステップ バイ ステップ デモ「野菜」、「花」、「人物」)
6、光の効果(光の種類、光と色、ステップ バイ ステップ デモ)
7.影を塗る(影の色、水に映る影、反射、ステップ バイ ステップ デモ、絵具流し法デモ)

絵は綺麗で鮮やかなので、アート集としても見ることができますし、「ステップ バイ ステップ デモ」ではどのような手順で絵が仕上がっていくのかを写真で掲載。どれも10ステップ弱ほどあるので役立ちます。

大概、水彩画家は、20色前後のお気に入り色を使うのですが、彼女は84色もの色を使いこなします。 この本に書かれている内容で、たった1つお勧めできないのは、色を山ほどそろえること。Penny Sotoさんは使いこなしていますが、初心者がいきなり色々な色を使うと統一性がなくなり、何色をどこに使って良いのかわからなくなります。

そういう意味では、この本は初心者向けと書かれていますが、もう少しアドバンス者向けかな。 彼女は84色を使いこなしていますが、本当の初心者ならば、自分好みの赤、青、黄色の3色から始めるのがよいと思います。 その後、混合色ではどうしても出せない鮮やかな色を足していくとよいと思います。

TIPS for BEGINNERーーーーーーーーーーーーーーーー
絵の具:
絵具は青と赤を混ぜても紫色になるとは限りませんし、ブランドが違うと同じ名前でも違う色があります。そのためには色の特徴を知る必要があります。本などを見て参考にすることもできますが、 実際に自分の筆やお気に入りの紙で試す以外に理解することは難しいです。少ない色から始めて、毎日描くことが大切です。

光:
絵を描くときには光がどこから、どこに当たっているか、影の色は何色なのか見極めるのが大切。輝きや印象がまるで違います。 影は黒だけではありませんし、影にも温度があります。

紙:
紙によって絵の印象も違いますし、使い心地も違います。絵具のブランドによっても違います。自分のスタイルに合った紙を探し出しましょう。そのためには自分でいろいろ使ってみるしかありません。


2006-09-16(Sat) 18:13|  画材を使いこなす| トラックバック 0| コメント 4

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