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白猫

白猫
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エロール・ル カイン(2003/07)
ほるぷ出版
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白猫/The White Cat
イラストレーター:Errol Le Cain/エロール ル・カイン(1941−1989)
メイン画材:水彩

以前「サー・オルフェオ」で紹介したエロール ル・カインは、1968年「アーサー王の剣」で絵本作家としてデビュー。エロール ル・カインは、1941年3月5日にシンガポールに生まれましたが、彼が1歳にならないうちに、日本軍が侵略してきたシンガポールから、インドのかつてムガール帝国の首都として栄えた町アグラへ移住。 「不思議の国のアリス」が、英語を話さなかった幼い彼の持つただ一冊の英語の本でした。「ハーメルンの笛吹き」や「ピノキオ」や「アラジン」等の童話を通して彼に英語を教えたのは祖母。彼女から聞いたお話にイラストをつけ、絵本を作っていた幼いエロール ル・カインは、インドの操り人形やディズニーアニメの「白雪姫」や「ピノキオ」に多大な影響を受け、11歳の時に8ミリカメラで10分間のアニメーションを制作。 学校が終わる年の16歳の時には誕生日のプレゼントとして16ミリのカメラとカラーフィルムを両親から送られ、再びアニメを撮影。そして彼の作ったこれらのアニメーションにイギリスの広告会社がひどく感銘を受け、彼にイギリスで勉強をするようにオファーを出します。エロール ル・カインは1984年に「ハイワサのちいさかったころ」で、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞。1966年当時の25歳くらいのエロール ル・カインを見たい方はこちらをクリック。6分7秒くらいに注目。

3人の息子を持つ王様がいました。ある日、王様は「息子達よ、お前達の誰かが私の代わりとなる日が来た。しかし、私はお前達に1つの仕事を課す。王座を退いてから一緒に過ごす犬がほしい。1年のうちに世界で1番賢い犬を連れてきたものが次の王となるのだ。」そこで3人の息子達は世界で1番賢い犬を探すために、それぞれ違う方向に向かっていきました。1番上の王子は街に行き、たくさんの犬を見つけました。2番目の王子はすぐに船を買い、様々な芸をする賢い犬がたくさんいる島に行き、すべての犬を買いました。1番若い王子は魔法の森に向かって行きます。王子は賢い犬を探すなら、魔法の森がぴったりだと思ったからです。森では、ねずみやリスなどの小さい動物達を見つけましたが、不思議な形をしたお城も見つけました。王子様は警戒しながらお城に近づき、ドアを叩きました。ドアを開けたのは猫の従僕ですが、次に現れたのはお城の主で、エレガントで美しい白猫でした。白猫は王子様を大変に歓迎し、一緒にお城で過ごしましょうと招待します。王子様は白猫と楽しい時を過ごしましたが、王様との約束をすっかり忘れていました。もうすぐ期限の1年がやってきます...アメリカ、日本共に対象年齢は不明。

以前紹介したガナディ スピリン/ Gennadii Spirin/Gennady Spirin の「白猫」のお話とは少しだけ違いますが、同じオーノワ夫人/Marie-Catherine D'Aulnoyの「白猫」絵本です。この絵本はエロール ル・カイン の幻想的な絵も何枚かありますが、表紙を見たとおりの可愛らしいスタイルの絵本です。

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2007-05-29(Tue) 05:21|  白猫| トラックバック 0| コメント 4

白いねこ

The White Cat: An Old French Fairy Tale
The White Cat: An Old French Fairy Tale

Robert D. San Souci、Madame D. Aulnoy 他 (1990/08)
Orchard Books
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白いねこ/The White Cat
イラストレーター:Gennady Spirin
メイン画材:透明水彩

フランスはノーマンディ出身のマダムD'Aulnoy(1650-1705)が原作のフェアリーテール。1948年モスクワ生まれのイラストレーターGennady Spirinは、BIB金のりんご賞、ソサエティオブイラストレーターズ金賞4回、ボローニャとバルセロナの国際絵本展での受賞などなどその活躍は目覚しい。そしてその細密系イラストレーションの彼の画材は水彩。あー油絵だけが細密画の王道じゃないのね。私はロシア系アーティストの細密画が好きです。細密画は全体を細かく描くので、端から端まで見ごたえがありますが、一歩間違えると主役やフォーカルポイントがかすれてしまうので構図や色使いが大変難しいです。根気も要ります。ちなみに彼のオリジナル原画は20000ドルを超えたりします。

白猫の王妃様は可愛いと言うより壮麗でちょびっと怖いが、その細かい描写はお猫さんへの愛や理解が無ければここまで描けないでしょう。白猫の豪華ドレスや綺麗な布たちに加え、ドラゴンやたまごの戦艦での戦い、ロマンスと冒険が満載のこの絵本は女の子、男の子どちらもわくわく出来ます。もちろん 水彩細密画のアート集としても見る事が出来ます。アメリカでの対象年齢は4歳以上。

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2006-07-23(Sun) 19:04|  白猫| トラックバック 0| コメント 2

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